コラム
ドラマチックプレイが子どもに与える影響
ドラマチックプレイとは「ごっこ遊び」のことですが、なぜ子どもは「ごっこ遊び」をするのでしょうか?
幼児期の代表的な遊びであるごっこ遊びは4~5歳時期にもっとも盛んにおこなわれます。
ごっこ遊びの基礎となるイメージする力は1歳半ごろに現れはじめますが、1~2歳ごろというのは、さまざまな事に興味を持ち、未知への関心から探索活動を始める時期で、この探索活動が、幼児のイメージする力をさらに豊かにするのです。
また、探索する背景には予測や期待があり、イメージの遊びであるごっこ遊びへの準備をしているのです。
幼児は身近で親しい人との生活を通して印象深く残った事柄をイメージとして心に描きながら、初期のごっこ遊びをし始めます。
ごっこ遊びが幼児にとって魅力あるのは、遊びを“自由に変化させる”ことができるからなのです。
つまり時間や場面を変化させ、役割や行為を変化させ、約束事をも変化させることが楽しいのです。
イメージの世界での遊びだからこそできることなのですが、それができるためには1~2歳児の段階で個々の幼児のイメージする力と、成長していく中でそのイメージを他の子と共有することのできる力が育っていなければならないのです。
このようにドラマチックプレイは子どもにとっては必然性があり、楽しく遊びながら創造力を養っています。
独立行政法人の国立青少年教育振興機構のデータでは、ドラマチックプレイを中心としたさまざまな体験が、成長していく過程でやる気や生きがい、他人への思いやり、円滑な人間関係、しいては大人になってからの収入にも大きく関係するとしています。
では、プリスクールに通っている時間を本物の外国人がいる、海外のスクールごっこと考えてみたらどうでしょうか?倉敷校に通ってくれている子どもたちは、本当に上手に役をこなしてくれています。
お家でも是非、1日5分でもいいので、お母さんも一緒になって外国人ごっこでお子さんと英語を楽しんでみませんか?
きっと、お子さんの創造力は膨らみ、英語ももっと上達すると思いますよ。
倉敷のプリスクール プレイグループ倉敷校
※国立青少年教育振興機構 → http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000077964.pdf
※2003年 田口鉄久 論文を一部引用しています